
いつ頃だっただろうか? 3年は経っていると思うのだが、この投入堂がテレビで放映された。その時からチャンスがあったらと思いながらなかなかその機会がなかったが、○○おじさんの中学時代の同級会に乗じてチャンス到来となった。
この投入堂は役の行者が法力で岩屋に投げ入れたところからその名前がついたといわれている。後部は岩屋に張り付き、前面は舞台づくりで近づく道もないのに浮かんでいるというのか建っているというのか表現しがたい建造物でした。平安時代後期の建築で、今この時代まで遡る建造物は全国でわずか3棟。このうちの2棟、投入堂と納経堂がここ三徳山三仏寺にありました。
そして三徳山投入堂への登山道は、木の根がむき出しになったり、つかみようのないむき出しの岩の道の連続で足場を確保しながら、投げ入れ堂の下に行けた時はもう感無量でした。